ごあいさつ
現代の社会は身の回りの小さな製品から大きなデータセンターで動くサービスまで,さまざまな形でデジタル技術が使われています.その中核はコンピュータですし,コンピュータはプログラムで動いています.新しい学習指導要領では小学校から高等学校まで一貫してコンピュータのプログラミングを学びます.しかしながら,一方で年齢や地域など多様な子供たちが学び,他方でさまざまな目的にデジタル技術は使われます.多様な学び手と多様な利用を結んで,よりよい社会を実現するためのデジタル技術の使い方を創造的に考えてゆくにはどうすればよいのでしょうか.その答えの一つは,プログラミングの教育やデジタル技術の使い方についてさまざまな知識や経験をもつ人々が学び手と利用を結びつけて行くことだと考えました.ささやかですが私たちが持つ知識や経験をこのような形でプログラミングを学ぼうとする人に届けつつ,プログラミング教育に関わる多くの方々とつながって行きたい.一般社団法人次世代プログラミング教育研究会はこのことを目指して次世代を担う学び手とともにデジタル技術の利用を考え,実践を進めて行きたいと考えています.
一般社団法人次世代プログラミング教育研究会
代表理事 喜多 一