地球規模の環境問題に加え、人口減少、経済成長の停滞、巨大災害への備えなどさまざまな課題を抱える我が国では、これらの課題に対する技術的方策の一つとして期待され、これからの時代を切り拓くための、情報システム、IoT、ロボット、ビックデータ、ＡＩ等の最新の情報通信技術を支える人材が、圧倒的に不足しており大きな課題となっています。

すでに新しい学習指導要領のもと、小学校でのプログラミング教育が義務化されるなど、国民全体が情報通信技術への理解を深める裾野づくりが始まっていますが、これを社会的に活躍する人材の創出につなげることにはさらなる工夫が求められます。情報通信技術を活用し、一人ひとりの多様性を認め合い、創造的能力を養い、相互に高め合ってゆく未来社会を切り拓くため、ハードウェアとソフトウェア両方を知り、その創造的な利活用のための人の育成とそのための仕組みづくりが必要であると我々は考えました。

当研究会では、我が国で情報通信技術を創造的に利活用する土壌を作るために、その楽しさを相互に学び教えあう半学半教の場作りをし、広くそのネットワークを社会に普及させます。

2022年2月17日